クラウドWi-Fiのメリット・デメリット

従来のWi-Fiは、自宅に回線をひいて家で使用するものでした。

持ち運びのできるWi-Fiの登場で、どこにいてもデータ制限を気にせずにWi-Fiを使えるようになりました。

クラウドWi-Fiは、持ち運びできるWi-Fiの中でも以下のような強みを持つWi-Fiです。

  • 海外での利用に強い
  • クラウドSIMを利用している
  • 補償プランが充実

クラウドWi-Fiを選んで失敗したと思わないためにも、メリットとデメリットを確認して判断したいところです。

見落としがちな注意点についても記載してありますので、しっかり読んで判断してください。

料金について、具体的な値段を記載していますが、すべて2022年8月現在の税込みの価格を表示しています。

クラウドWi-Fiについて他社と比較

初めに、プランについて紹介します。

クラウドWi-Fiは、20GB、50GB、100GBの3つのプランが用意されています。

20GB50GB100GB
2580円2980円3718円

他社と比較すると、5Gが利用できる「カシモWiMAX+5G」では4378円、楽天回線を使う「楽天モバイルのWi-Fi」では3278円でした。

クラウドWi-Fiは、クラウドSIMによって、環境に合わせた最適なキャリア回線を利用できます。

複数のキャリア回線の中から最適なものを探せるので、エリア圏外になりにくいのが特徴です。

クラウドWi-Fiは、安定して通信ができ、価格が安いプランが用意されていると言えます。

続いて、補償プランについてです。

クラウドWi-Fiは、安心補償オプションとして月額550円、月額275円の2プランを用意しています。

月額550円のプラン(安心補償フル)では、Wi-Fi端末のすべてのトラブルに対して全額補償してくれます。

水没などはもちろん、バッテリー劣化や紛失時に無償で交換できます。

海外へ持っていく場合にも、補償があると安心できます。

月額275円のプラン(安心補償ライト)では、紛失・盗難・バッテリーの劣化時に16500円負担となります。

それ以外の故障・水没などは補償してくれるプランです。

補償プランに加入しない場合は、端末代金27500円を負担することになります。

安心補償フルに1年加入したとして6600円なので、補償プランは入っておくのがおすすめです。

他社の補償プランの中には、月額料金が高かったり、紛失が補償外のものもあります。

しっかりと内容を確認してから、契約しましょう。

簡単に海外で利用できるのも、クラウドWi-Fiの強みです。

クラウドSIMを利用しているので、端末の電源を入れるだけで134か国の回線に接続可能です。

Wi-Fiトラベル、グローバルWi-Fiなどの海外向けのWi-Fiは、どの国で利用するかを事前に申請する必要があります。

手続きが必要なので、海外へ頻繁に行く人にとっては面倒です。

海外オプションへの加入も面倒な手続きが不要なのが、クラウドWi-Fiです。

複数の国へ出かける際にも、手続きは不要です。

Wi-Fiを選ぶ上で、誰もが気になるのは速度だと思います。

クラウドWi-Fiの端末の最大通信速度は、下り速度最大150Mbps、上り速度最大50Mbpsです。

カシモWiMAX+5Gは、下り速度2.7Gbps、上り速度183Mbpsという桁違いの速度を出しています。

オンラインゲームで遊びたいなど速度重視の場合は、他社のWi-Fiを探してみましょう。

下り150Mbpsは、ネットの閲覧やYouTubeの視聴には問題のない速度です。

4Kの動画を視聴する際でも、YouTubeの推奨通信速度は20Mbpsです。

参考:YouTube

その他の特徴についても紹介しておきます。

同時接続は5台または10台(機種による)、連続使用可能時間は約12時間のようです。

100GBのプランでは、10台同時接続できます。

10台も同時接続すると、1台あたり10GBとなるのでそこまで同時接続の必要性は無いかと思います。

連続使用時間は半日と、少し物足りない感じはありますね。

クラウドWi-Fiは、いつ解約しても解約違約金がかかりません。

2022年8月現在では、WiMAXなども解約違約金がかからなくなっています。

クラウドWi-Fiの弱み

先に、クラウドWi-Fiのデメリットや注意点などを紹介します。

契約してから後悔しないためにも、細かい部分まで確認しておきたいですね。

しっかりデメリットを把握して、本当にクラウドWi-Fiでいいのか判断してください。

まずは、使用料についてです。

20GB50GB100GB
2580円2980円3718円

基本的に月額が上記の金額になります。

しかし、注意点が2つあります。

1つ目は、初期費用の3300円解約時の返送料かかることです。

1か月しか契約しない場合は、初期費用のせいでメリットが薄れてしまう場合があります。

2つ目は、日割り計算がないため1か月分ごとの契約となることです。

無駄なく解約するには、解約締切日の毎月15日までに解約の手続きをしなければなりません。

また、プラン変更には2200円かかります。

予め必要なデータ量のプランに入っておくのがベストです。

Wi-Fi端末についても、見落としがちな点があります。

U3、U2sの2機種が用意されています。

発送料無料で届けてくれますが、ACアダプタが付属していません。

ACアダプタは、コンセントから充電をするには欠かせないものです。

全てセットで送られてくると思っていると、びっくりしてしまいますね。

とはいえ、USBケーブルは付属しているので、スマホ用のACアダプタなどがあれば困ることはありません。

ちなみに、どうしても必要な場合は、1485円でオプション購入も可能です。

補償プランについても詳しく確認しておきましょう。

月額550円で様々なトラブルに適用する補償ですが、1年に1回しか利用できません。

年に何度も対応してくれるわけではない点は、頭に入れておきましょう。

続いて、通信速度についてです。

同時接続ができるのはメリットですが、同時接続により通信速度が低下する場合があります。

常に複数の機器をつないでおく場合は、注意が必要です。

また、5Gには非対応です。

最後に、海外での利用についてです。

海外での利用の場合、1日700円~利用料がかかります。

利用する国によって、1日の金額が変わります。

注意して欲しいのが、国境付近で利用する場合です。

クラウドSIMは、電波を受け取ると回線につながってしまいます。

国境付近では、2か国以上の電波を受け取ってしまい、二重に料金が発生する可能性があります。

国境付近では、端末の電源を入れないなどの対策が必要です。

また、海外利用の場合、1日1GBを越えると384kbpsの低速モードになります。

低速モードとはいっても、地図アプリやウェブ閲覧には問題のない速度のようです。

ゲームなどをするためにWi-Fiを使うのでなければ、十分と言えます。

クラウドWi-Fiを使うメリット

クラウドWi-Fiのデメリットについて紹介しました。

次にメリットを紹介します。

デメリットもありますが、それ以上にメリットが多いと思うのでクラウドWi-Fiはおすすめです。

海外でも簡単に利用できるのは、大きなメリットだと思います。

134か国で電源を入れるだけで利用できます。

海外での利用時に気になるのは、データ量を超過した時です。

よく知らない海外の土地で、地図アプリやウェブ利用ができなくなるのは心配ですね。

クラウドWi-Fiなら、低速モードになっても通信速度は384kbpsです。

低速モードでも地図アプリやウェブ利用ができるので安心です。

また、SIMカードを使わないクラウドSIMを採用しています。

最適なキャリア回線につながるので、エリア圏外になりにくく安定した通信が可能です。

電源をオンにするだけで利用できるので、機械が苦手な人にもおすすめです。

もちろん、分からないことがあればサポートセンターが対応してくれます。

14時までの申し込みで即日発送してくれるので、すぐに使い始めたい方にもおすすめです。

ただし、離島などは3日ほどかかる可能性があります。

また、発送は平日のみです。

土日祝日に申し込んだ場合は、次の営業日に発送となるようです。

続いて、端末についてです。

5台まで同時接続できるU2sまたは、10台まで同時接続できるU3が利用できます。

端末を紛失してしまった場合に無料で交換してくれる補償プランが充実しています。

月額550円ですべてのトラブルを補償してくれるのは、かなりお得です。

補償プランに未加入でも、端末代金27500円の負担で利用を続けられます。

まとめ

日本国内での利用はもちろん、海外での利用にも便利なクラウドWi-Fiを紹介しました。

せっかく契約するなら、メリットの大きいものを選びたいですね。

本当にクラウドWi-Fiがベストなのか、ぜひ確認してみてください。

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