第二種電気工事士の試験は、筆記試験と技能試験の2つの日程からなります。
筆記試験が終わってから、技能試験までは約2か月です。
そのため、技能試験の勉強は筆記試験の自己採点が終わってからでも間に合います。
自己採点で合格していそうなら、技能試験の準備を始めましょう。
技能試験の勉強に必要なのは、工具と練習用の電線・器具です。
電気工事士試験について知りたい方は、下記記事を確認してみてください。
今回は、おすすめの工具セットを紹介します。
ホーザン、マーベル、フジ矢、デンサン、ツノダのものを比較します。
比較的安価で初心者向けのものから、現場でも使えるしっかりとしたものまであります。
自分に合ったものを探してみてください。
だいたいの価格を載せてありますが、調査した時点での価格なので、大幅に変更になる場合があります。
注意してください。
電気工事士の技能試験に必要な工具
工具セットには、必須ではない工具が含まれる場合があります。
技能試験の指定工具とよく使用される工具について、先に整理しておきます。
指定工具は、プラス・マイナスドライバー、ペンチ、リングスリーブ用圧着工具、ものさし、電工ナイフ、ウォーターポンププライヤーです。
長さを測る工具は、コンベックスでも構いませんが、ものさしがおすすめです。
作業スペースが限られること、素早い作業が要求されることから、ものさしの方が扱いやすいと思います。
ほとんどの受験者が持ち込む工具として、ストリッパーがあります。
電線の被覆を剥ぐのに、電工ナイフでは時間がかかります。
40分という制限時間の中で、施工しなくてはならないので、素早く作業できるストリッパーを使う方が多いのです。
特別なこだわりが無いなら、ストリッパーも含まれる工具セットを選びましょう。
工具はバラで買った方がいい?
セットの工具を購入する場合、個別に工具を選ぶことはできません。
既に持っている工具が含まれる場合もありますね。
ドライバーやものさしは、既に持っているものの方が使いやすいという方も多いと思います。
セットで買うより、個別に買う方がお得になる場合があるかもしれませんね。
バラで揃える場合の値段を考えてみましょう。
そこそこのスペックのものの値段を比較します。
価格は、調査した2021年の情報なので、変わっている可能性があります。
ドライバーやスケールは合わせて1000円もしない場合もあるので、省きます。
- 電工ナイフ 1000〜1500円
- ペンチ 1000〜2000円
- ウォーターポンププライヤー 1000円くらい
- リングスリーブ用圧着工具 4000円くらい〜
- ワイヤーストリッパー 3500円〜
さらに、別で買うことになると送料がプラスされます。
こうしてみると、工具セットは1万5千円くらいまでなら、安いですね。
もし、リングスリーブ用の圧着工具(JIS C 9711:1982・1990・1997適合品)やストリッパーを持っているのであれば、わざわざセットを買う必要は無くなります。
また、電気工事をする予定の方は、バラで購入した方がこだわって揃えられます。
状況に合わせて、工具セットを買うかどうか決めましょう。
ホーザン DK-28
ホーザンの工具セットは、実際に試験会場でも見かけました。
価格は、13000円ほどのセットです。
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手軽に揃えられる初心者向けのセットだと思います。
ホーザンのセットでは、長さを測るものは布尺です。
テープで机に貼りつけて使うことを想定しています。
試験以外では、使い道がなさそうですね。
リングスリーブは、中までのマークをつけられるものです。
大の刻印ができませんが、試験で使用するのは中までなので十分です。
大の刻印ができるものは、サイズが大きくなり、試験では作業効率が落ちると思います。
また、ポーチは見た目がシンプルで使いやすそうです。
ホーザンは、ニーズに合わせて、いくつかの工具セットを用意しています。
ストリッパーが付属しないDK-29や、VVFストリッパーが付属するセット、練習用部材(電線・器具)がセットになったものもあります。
マーベル MDKS-7S
価格は、11000円ほどです。
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リングスリーブの圧着工具は、2種類から選べます。
大まで必要な方は、MDKS-17Sを選びましょう。
小さなコンベックス(メジャー:2m)もついているので、実際に電気工事をする時にも最低限使えるセットです。
安く揃えたいけど、現場でも使うという方は、マーベルを試してみてはいかがでしょうか。
フジ矢 FDS-01
価格は、13000円ほどです。
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スケールは1.5mまで測れるので、試験以外でも使えそうです。
ただ、試験では場所をとるので、邪魔になるかもしれませんね。
工具袋は、しっかりしていて使いやすそうです。
デンサン D-KIT-E
デンサンのセットは、13000円ほどです。
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シンプルな見た目が、かっこいいですね。
リングスリーブは、大まで刻印できるものです。
ミニ圧着工具のセット(型番D-KIT-F)もあるようです。
ちなみに、ミニ圧着工具のセットの方が高価です。
こちらも、現場でも使えるセットですね。
コンベックスが、5.5mまで測れる本格的なものです(オートストップ機能付き)。
ドライバーもクッショングリップで、こだわりを感じます。
ツノダ TS-E01
ツノダのセットは、15000円ほどです。
2mのコンベックス(メジャー)です。
グリップの色も揃っていて、見た目がおしゃれですね。
ストリッパーが付いていないセット(型番TS-E02)も選択できます。
また、リングスリーブの圧着工具も、コンパクトサイズ(中まで)のセットがあります。
こちらも、コンパクトサイズの方が高価でした。
まとめ
さまざまな会社が工具セットを販売しています。
それぞれの特徴を把握して、良いものを選んでいただければ幸いです。
技能試験合格に向けた、勉強方法についての記事も書いています。
長文ですが、勉強方法を知りたい方は読んでみてください。
第二種電気工事士試験に合格する為に!2022年 技能試験の勉強方法
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