古代都市の隠し部屋のレッドストーン回路の仕組み、気になりますね。
今回は、古代都市に生成される4つの回路の仕組みを解説します。
古代都市の隠し部屋の入り口を開く回路については、特に詳しく紹介します。
マイクラ日記の補足記事となりますので、良ければそちらもご覧ください。
パート164では、古代都市に生成される構造物の画像も公開しています。
古代都市の隠し部屋への入り方
古代都市の隠し部屋に入る方法は、中心部(強化された深層岩のある場所)の形によって3つに分かれています。
- 模様入りの深層岩(中心部左の床にある)の上で振動を起こす
- チェスト(金リンゴが1つだけ入っている)の前で食事をする
- 正面の深層岩の塀の通路を横切る
古代都市に到着したら、中心部を探索して模様入りの深層岩、チェスト、塀の通路を探してみてください。
レッドストーン回路①的ブロック
この回路は、的ブロックに矢を当てるとレッドストーン信号が出ることを利用しています。
的ブロックが出した信号はピストンに伝わり、ピストンが動くとレッドストーンが動きますね。
レッドストーンは隣にあるブロックに動力を伝えるので、レッドストーンランプが光ります。
レッドストーン回路②書見台
書見台に本を置くとレッドストーン信号が出ることを利用した回路です。
書見台からの信号をコンパレータで受けて、レッドストーンランプに伝えています。
ちなみに、レッドストーンリピーターやダストでは信号は取り出せません。
書見台やかまどなどのレッドストーン信号を利用するには、コンパレータが必要です。
レッドストーン回路③信号を通すブロックと通さないブロック
レッドストーン信号を通すブロックと通さないブロックがあることを利用した回路です。
羊毛や石などのブロックはレッドストーン信号を通すので、レッドストーンランプが光っています。
ガラスやハーフブロックでは信号が途切れてしまい、ランプは光りません。
レッドストーン回路④食事をすると入り口が開く回路
最後に、隠し部屋の入り口の回路です。
レッドストーンランプやコンパレータのほかに、スカルクセンサーやかまどを利用しています。
レバーを引くと、入り口が空きっぱなしになります。
水に入ったスカルクセンサーが設置されていますね。
水に浸けることで、スカルクセンサーの音が周りに響かなくなります。
また、かまどの中に24個の深層岩が入っています。
ちなみにですが、この深層岩を回収すると、きちんとかまどの経験値をもらえました。
この回路には色々な仕組みが組み合わせてあり、本格的な回路になっています。
仕組みを説明していきましょう。
信号の遅延(一定時間扉を開けておく)
まず、コンパレータで信号の遅延を行っています。
これは、コンパレータタイマーなどとも呼ばれています。
入り口がすぐ閉まることのないように、遅延させているんですね。
この回路は、コンパレータの特徴を2つ利用しています。
- 1個で約0.1秒の遅延ができる
- 受け取った信号と同じ強さの信号を出す
まず、遅延については6つのコンパレータを信号が通過すると約0.6秒の遅延になります。
出力する信号の強さについては、レバーでレッドストーントーチを光らせているので強さ15の信号が送られます。
レッドストーン信号は、1ブロック進むごとに1ずつ信号の強さが弱まります。
ブロックやレッドストーンダストを通過することで、信号が弱くなるんですね。
つまり、レバーがオフになると、1周ごとに信号が弱くなっていきます。
こうして、1周約0.6秒の遅延が起こるので、0.6×15周(約9秒)の遅延になるというわけです。
並べられたレッドストーンランプで、信号の強さの変化を確認できます。
信号の反転(信号を受け取ると扉が開く)
羊毛とレッドストーントーチは信号の反転を行っています。
NOT回路と呼ばれるものですね。
信号の反転は簡単です。
レッドストーントーチをブロックに付けてあげるだけで信号が反転します。
左がレバーオフの時、右がレバーオンの時です。
NOT回路は、レバーがオンの時にオフ、レバーがオフの時にオンの信号を出すという回路です。
これは、隠し扉を作るときに利用されます。
ピストンが動いている状態(信号がオンの状態)の時に、扉が閉まっています。
信号を反転しないと、レバーがオンの時に扉が閉まってしまうわけです。
スカルクセンサーの利用(飲食に反応するセンサー)
飲食の音を検知するスカルクセンサーの回路には、以下の2つの仕組みが利用されています。
- かまどが出すレッドストーン信号
- コンパレータの減算モード
まず、かまどのレッドストーン信号について解説します。
かまど入っているアイテム数によって、かまどが出す信号の強さは変わります。
燃料、焼くアイテム、焼かれたアイテムが全て満杯の時、信号強度が15になります。
燃料だけ満タンなら、信号の強さは3分の1で5ですね。
かまどの信号はコンパレータで取り出します。
隠し部屋のかまどには、深層岩24個と木のシャベル1個が入っていました。
信号の強さは、7になります。
しかし、24個の深層岩と木炭1個を入れてみると、信号の強さは2になります。
燃料がシャベルじゃなくなると挙動が変わってしまうんですね。
これは、シャベルが1スタック1個のアイテム、木炭が1スタック64個のアイテムだからです。
シャベルは1個入れると、それ以上入れられません。
つまり、燃料が満杯だということになって木炭を64個入れたのと同じ強さの信号が出ます。
焼くアイテムは0個、焼かれたアイテムは64個入るうちの24個、燃料は満杯なので、かまどの信号の強さは7になります。
信号の強さはこのようになっています。
かまどの隣のレッドストーンダストが光っているのは、レッドストーントーチがあるからですね。
レッドストーントーチがオフになると、かまどの隣のダストは光らなくなります。
スカルクセンサーが出す信号の強さは、振動の種類によって変わります。
ただし、これはコンパレータで信号を取り出した場合です。
コンパレータを使わず直接レッドストーンダストを置くと、振動までの距離によって信号の強さが変わります。
飲食の音に反応したスカルクセンサーは、強さ8の信号を出します。
その信号を受け取るコンパレータは、先が赤く光っていますね。
これは、コンパレータを設置した後1度クリックして減算モードにした状態です。
コンパレータは減算モードだと、後ろ(スカルクセンサー側)から受け取った信号の強さから横(かまど側)から受け取った信号の強さを引いたものを出力します。
8-7の信号を出すので、信号の強度は1になりますね。
では、どうして飲食をした時だけ扉が開くのでしょうか。
8以上の強さの信号を出した時は、信号の強度は1以上になるはずですよね。
飲食にしか反応しないのは、スカルクセンサーから9以上の信号が出た時に反応するリピーターがあるのが原因です。
信号が届くとオフになる回路(スカルクセンサーから9以上の信号が来た時)
信号が届くとオフになる回路は、NOR回路と呼ばれます。
レッドストーントーチからの信号とリピーターからの信号が届くようになっていますね。
どちらか一方でもオンだとレッドストーントーチは光りません。
信号が届かなくなるとレッドストーントーチが光る(オンになる)仕組みです。
スカルクセンサーが反応していない時は、レッドストーントーチから信号が来ています。
スカルクセンサーから強さ8の信号が来ると、レッドストーントーチもリピーターも信号を送らなくなります(オンになる)。
9以上の強さの信号が来ると、リピーターから信号が来るようになります。
こうして、飲食をした時だけ扉が開く仕組みを作っているのです。
ちなみに、基本のNOR回路はこのかたちです。
ブロックの上にダストがありませんね。
基本のNOR回路では、ダストはあってもなくても変わりません。
ただし、古代都市の回路ではなくてはならないものです。
レッドストーントーチの信号を送ると、回路が途切れてしまいます。
ダストを置くことで、回路を枝分かれさせているのですね。
上下のピストンに信号を送る
最後に、入り口に設置されたピストンに信号がつなげてあります。
上のピストンと下のピストンに信号を送るために、2つのリピーターを使っています。
まとめ
古代都市の隠し部屋に隠された回路について、解説しました。
もし筆者が勘違いしている部分があれば、ご指摘いただければと思います。
レッドストーン回路は苦手な人も多いですが、奥が深く興味深いものです。
特に入り口の回路は、仕組みが分かると面白いですね。
スカルクセンサーは名前の通りセンサーとして優秀です。
理解できればできることの幅が広がりますね。
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