電気工事士の技能試験に向けて、電工ナイフを購入しました。
今回は、購入した電工ナイフMEK-60の使い心地を紹介します。
まずは、電工ナイフを使った被覆の剥き方の例を紹介します。
参考にしてみてください。
ケーブルの被覆を電工ナイフで剥く方法
電工ナイフは、ケーブルの被覆を剥くのに使いました。
ケーブルストリッパーがあれば簡単です。
しかし、お金がもったいないとかナイフで剥く技術が欲しいと思う方もいると思います。
ストリッパーを購入した方も、一度電工ナイフで剥いてみるのはいかがでしょうか。
ケーブルストリッパーの素晴らしさを実感できるはずです。
ケーブルの被覆を剥く方法はいくつかあります。
ここでは、筆者がやりやすかった方法を紹介します。
はやい方法ではないので、素早く剥きたい方は別の方法を試してください。
①被覆の切断
まず、被覆を剥く長さで1周ぐるりと刃を入れます。
中の電線の被覆を傷つけないように注意しましょう。
ある程度刃を入れたら、電線を少し曲げてみると被覆が切れているか確認できます。
切れていなければ、できた隙間から刃を入れて切ります。
少し繋がっていても大丈夫です。
被覆の素材は柔らかいので、引っ張ればちぎれるからです。
青矢印の部分は被覆がつながっていますが、この程度なら残して大丈夫です。
同じ場所に何度も刃を入れると、切り口が汚くなるので思いきり良く1回で被覆を切れるようにしましょう。
その方が時間も短縮できます。
②縦の切込み
次に、縦に切り込みを入れます。
先程ぐるりと被覆を切ったところに刃を当てて、切り込みを入れます。
ケーブルの端に向けてナイフを入れるのがいいと思います。
ケーブルの端から中央に向けてナイフを入れると、手が滑って、剥がさない部分の被覆を傷つける可能性があります。
ケーブルの端は少し残しても大丈夫です。
最後まで切ろうとすると、手が滑って机に切り込みを入れる可能性もあります。
もちろん、筆者は机をえぐりました。
気をつけましょう。
横着をして、半分くらい縦の切り込みを入れて、被覆を剥いだりもしています。
半分しか切っていなくても、被覆の端をペンチで引くとうまく剥けます。
③外装被覆を剥ぐ
最後に、被覆の端をペンチで掴んで剥きます。
④電線をむき出しにする
被覆に包まれた電線が出てきましたね。
この被覆も10〜20mm剥く必要があります。
こちらは外装よりも簡単です。
同じように1周ぐるりと刃を入れます。
先程は、包まれた被覆を傷つけないように刃を入れなければなりませんでした。
しかし、今回は電線を傷つけないように刃を入れればOKです。
電線は被覆よりも硬いので、あまり気にしなくて大丈夫です。
電線の半径の半分くらい刃を入れて、ぐるりと切ります。
その時に、カツンと金属に当たった感じがしたら、少し傷がついています。
しかし、著しい傷でなければ欠陥にならないようです。
1周切り込みを入れたら、ペンチで被覆を挟んでクルクルと軽く回します。
きちんと切れていれば、被覆の間に隙間ができるはずです。
隙間ができなければ、繋がっている部分を再度切りましょう。
隙間ができたら、被覆をペンチで引き抜きます。
これで、完成です。
マーベルMEK-60
まず、見た目から紹介しましょう。
刃はカーブしていて、かっこいいと思いました。
柄の部分が木製なのも気に入っています。
折りたたむとこんな感じです。
折りたたみ式なので、開き具合も大切です。
使うのに支障があるほどかたくはありませんでした。
とはいえ開きやすい訳ではありません。
怪我をしないように、布手袋などを使用した方がいいと思います。
使っていくうちに開きやすくなることを期待します。
カマ状の刃が電線の曲線に合って、使いやすいというレビューを見て購入を決めました。
しかし、使ってみてもあまり分かりませんでした。
むしろ、まっすぐの刃の方が当てやすいかもしれません。
空中で扱うと危ないと思い、机の上に電線を置いてナイフを使っています。
カマ型でも一般的なタイプでも刃の当てやすさは大差ないようです。
カマ型は見た目が特殊なので、個人的には気に入っています。
しかし、研ぐのが難しく、刃も先ばかり使ってしまって均等に使えません。
デメリットを考えれば、カマ型を選ぶ必要はないかと思いました。
まとめ
電気工事士の技能試験用に電工ナイフを購入しました。
カマ型の刃に木製の柄、という好みの見た目のものが入手できて満足です。
筆者のようにカマ型かっこいい、と思う方は購入を検討してみてください!
マーベル(MARVEL) 電工ナイフ MEK-60 電気工事士技能試験必携
今回は、ケーブルの被覆の剥き方も紹介しました。
筆者は素人ですが、うまく剥くヒントになれば幸いです。
技能試験に向けてお互い頑張りましょう。
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