今回は、ネザーの幹をTNTの爆破で回収する装置を作ります。
マイクラの世界には、樫、白樺、トウヒ、アカシア、ジャングル、黒樫、深紅の木、歪んだ木の8種類の木材があります。
それぞれ、成長の仕方が違うので専用の植林施設があると便利です。
ぶるどらワールドでは、植林場を2種類作ってあります。
巨木用の水流式植林場と、制限ブロックを置いた広い植林場です。
巨木用の植林場では、トウヒ、ジャングル、黒樫を育てます。
樫、白樺、アカシアは、平面の植林場に植えています。
今回は、ネザーの木の植林場を作ってみました。
ネザーの木は、幹を壊してもウォートブロックが残ります。
クワとオノを持ちかえながら伐採するのは面倒です。
TNTを使って、爆破で一気に伐採してみようと思います。
効率が4分の1になる代わりに、簡単に集められるという装置です。
TNT式木材回収のしくみ
木材を回収するために、以下の4段階のシステムを作ります。
①ネザーキノコの骨粉をかけて、成長させる
発射装置に骨粉を入れて、連続で発射します。
回路はクロック回路です。
木の成長は、オブザーバー(観察者)で検知して、成長したらピストンで押し出します。
②木材をピストンで押して、1か所にためる
ピストンで押す段階には、いくつか注意点があります。
ピストンは12ブロックまでしか動かせません。
また、ネザーのキノコが成長した時にピストンが消えることがあります。
ピストンを消さない為には、4ブロック離さないといけないようです。
巨木になった時に、キノコを植えたところから左右に4マスずつネザーウォートが生成されました。
この4マスに置いたピストンは、消える可能性があります。
ハチミツブロック、スライムブロック、オブザーバーをうまく活用しましょう。
ピストンは12ブロックを押し出せるので、4×12で高さ12の木材の塊を作ります。
木材が端まで届いたことを検知して、ピストンを動かします。
③TNTで爆破して、アイテム化する
上からTNTを発射装置で落として、木材をアイテム化します。
4分の1の確率でアイテム化するようなので、生成された幹の4分の1が回収できる計算です。
ピストンが一定回数動いたことを検知して、TNTを発射します。
④水でチェストまで運ぶ
最後は、水流でチェストまで運びます。
水は8マス流れるので、うまく流してホッパーでチェストに送ります。
TNT式木材回収装置をつくる
ネザーキノコを集める装置の隣に作ります。
水でチェストまで運ぶ
木材の回収は水流で行うので、先に水流を作ります。
ネザーレンガを使ってみました。
8マス、1段下げて8マス、さらに1段下げて1マスになっています。
幅は、11マスです。
外側は水が流れないように1段高くしておきます。
1番下の1マスに水を流します。
中央でホッパー3つからチェストにアイテムを送ります。
チェストの上はガラスにして、チェストが開けられるようにしておきました。
前面をガラスで塞ぎました。
水流部分は完成です。
ピストンで1か所にためる
まず、成長した幹を押し出す部分を作ります。
水流の上に、幹が生成されるように作っていきます。
水流の端から3ブロック目に目印として幹を置いておきました。
高さは、水流から4ブロック目です。
キノコを植える位置から、12ブロック分の粘着ピストンを用意します。
スライムブロックとハチミツブロックを、交互に3ブロックずつ置いてあります。
キノコから4ブロックは、ピストンがネザーウォートブロックに変わる可能性があります。
その部分をネザーウォートに変わらないスライムブロックとハチミツブロックにしています。
木の幹に当たる部分は、ネザーレンガブロックにしています。
ネザーウォートブロックに変わらないブロックは、他にもたくさんあります。
ただ、横4マスのブロックはくっついている必要があります。
粘着ピストンで押すと4ブロックが同時に押し出され、ピストンが戻ると4ブロックも戻るようにしたいですね。
そこで、スライムブロックかハチミツブロックを使うことになります。
さらに、縦にくっついてしまうとピストンが押せる12ブロックが4×3の12ブロックになってしまいます。
ハチミツブロックとスライムブロックはくっつかないので、交互に置けば横4ブロックだけがくっつく状態にできます。
ハチミツブロックとスライムブロックは、黒曜石で囲いました。
黒曜石は、スライムブロックにくっつかないので、他のブロックがくっつくのを防いでくれます。
ピストンでも押せないブロックなので、位置が変わる心配もありません。
上画像のように、粘着ピストンの後ろに回路を作ったところ、ピストンの位置がずれて壊れてしまうことがありました。
粘着ピストンの後ろにも黒曜石が必要です。
回路は、正面側に移動しました。
1ブロックごとにフルブロックを設置し、フルブロックの横に上付きハーフブロックを設置します。
さらにハーフブロックの斜め上に、上付きハーフブロックです。
これで、上まで信号がいくようになります。
発射装置・オブザーバーの回路
発射装置とオブザーバーを設置します。
オブザーバーで、幹が生成されたことを検知させます。
キノコが成長すると、ナイリウムがネザーラックに変わることがあります。
対策をしておきましょう。
ネザーラックはナイリウムが近くにある状態で骨粉をまくと、ナイリウムに変化します。
そこで、斜め下にナイリウムを設置し、真上に上付きハーフブロックを置いて蓋をしておきます。
斜め下のナイリウムは、蓋をしておけばネザーラックになりません。
キノコを植えるナイリウムがネザーラックになっても、骨粉で再びナイリウムになりますね。
2種類のナイリウムを設置しておけば、集めたい木材によってナイリウムを変更することができます。
次に回路を作ります。
発射装置の回路はクロック回路なので、簡単です。
ただし、ネザーウォートブロックで回路が壊れることがあります。
キノコを植える位置から4ブロック離して、回路を作りましょう。
オブザーバーを使って、信号を延ばします。
発射装置にオブザーバーを3個つなげましょう。
画像では2個しか設置していませんが、3個設置したほうが確実です。
オブザーバーの顔が、発射装置の逆方向を見るように設置します。
赤いネザーレンガブロックにしたので、レッドストーンが見えにくいですね。
コンパレータは、1回クリックして減算モードにしておきます。
レバーをオンにすれば、骨粉が連続で発射されます。
次に、粘着ピストンを動かす回路です。
オブザーバーで木の成長を感知して、ピストンを動かします。
オブザーバーの後ろに回路を延ばして、ピストンを動かす回路までつなぎます。
ピストンに近い位置にリピーターを置いて、信号の延長をします。
信号の進行方向を見ながら、リピーターを設置すれば正しい向きで設置できるはずです。
このまま動かすと、オブザーバーがピストンの動きを感知して動き続けます。
オブザーバーは、動きがあると信号を出します。
つまり、幹を押し出した後、ピストンが元の位置に戻るのを検知して、再びピストンを動かす信号を出してしまうのです。
そこで、信号を遮る回路を追加します。
粘着ピストンでブロックを押し出すと、回路が遮られます。
オブザーバーからの信号を、信号を遮るためのピストンにもつなぎます。
遅延なしの状態だと、幹を押すピストンが何度か動いてしまいました。
そこで、信号を遮るピストンにリピーター追加し、1回クリックして遅延させました。
画像の右側のリピーターに遅延を追加します。
これで、1回しかピストンが動かなくなるはずです。
試しに幹を置いてみて、動作確認してみましょう。
平面のピストンで押し出す
続いて、平面の幹を押し出すピストンを作ります。
こちらは、粘着ピストンでなく普通のピストンです。
高さ12、横4マスにしました。
キノコを植える位置から4マス離す必要があるので、幅は4マスになります。
ピストンの裏側に、1マスおきにブロックを置いてレッドストーンダストを並べます。
上付きハーフブロックを端に設置して、上まで信号が届くようにします。
この状態で動かすと、途中で信号が途絶えてしまいます。
信号は、最大で14マス先までしか届きません。
14マス以上回路が続く場合は、リピーターを挟んで信号を延長します。
ピストンの横にリピーターを置くと、信号が最後まで届きました。
松明を置いた位置をフルブロックにして、端にハーフブロックを追加するだけです。
端まで幹が進んできたら、平面のピストンが動く仕組みを作ります。
ピストンの下にレッドストーントーチを設置しました。
このレッドストーン信号は、上にブロックがあると、横の回路に信号が届きます。
幹がレッドストーントーチの上に来ると、ピストンが動く仕組みの完成です。
ピストンで押していくと、こんな感じになります。
TNTで爆破する
最後にTNTで爆破する回路です。
試行錯誤しながら作ったところ、回路がごちゃごちゃしてしまったので小分けにして紹介します。
まずは、回路を作るための土台を作ります。
TNTを落とす発射装置は、幹の上7ブロック目に置きました。
押し出して集めた幹の塊は、高さ12なので19ブロック上に発射装置がある状態です。
集めた幹の塊の端から3ブロック目に、TNTを落とします。
3×3の範囲は爆破されて、アイテム化する特性を考慮した配置です。
爆破は3回連続ですが、TNTを発射してから爆破まで4秒あるので、間隔をあけて投下する必要があります。
完成した回路がこんな感じです。
ごちゃごちゃしているので、理解しなくて大丈夫です。
奥に見える回路で、ピストンが6回動いたら爆破するようにしています。
平面のピストンが動く度に、回路に信号が流れるようにしてあります。
それでは、小分けにして詳しく説明します。
まず、平面のピストンが動いた時に上に信号を送る回路です。
リピーターで信号が逆流しないようにして、上向きの信号を流しています。
ブロック、トーチ、ブロック、トーチと繰り返して上まで信号を送ります。
オンの信号は、一番上のレッドストーンダストに届きます。
上に上げた信号は、6回ピストンが動くと信号を出す回路につなぎます。
この回路については、後で紹介します。
この回路から出る信号は、ずっとオンの信号です。
ボタンのように一瞬オンになる信号ではなく、レバーのようにオンのままの信号です。
レバーのような信号をボタンのような信号に変える回路を作ります。
画像のようにリピーターやレッドストーントーチを配置すれば、レバーをオンにした時に一瞬信号が流れるようになります。
これが、TNT爆破開始のスイッチです。
TNTは、3回連続で落とします。
高さ12の幹を下まで壊すには、3回の爆破が必要です。
TNTは、レッドストーン回路で発射装置から発射した場合、約4秒後に爆破します。
4秒待ってから次のTNTを発射しないと、先に発射されたTNTの爆風で次に発射されたTNTが飛んでいってしまいます。
飛んでいったTNTで、大穴があくので注意しましょう。
4秒測るために、ホッパータイマーを作ります。
ホッパーは向かい合わせに設置してあります。
ホッパータイマーへの信号のつなぎ方はこんな感じです。
先ほど作った一瞬オンになるスイッチの回路(TNT爆破開始の信号)から信号を延ばして、ピストンにつなぎます。
ピストンが動くと、タイマーをロックしているレッドストーンが動きます。
ロックが外れたタイマーが動き出し、3回動くと再びレッドストーンでロックされる仕組みです。
タイマーの上にあるレッドストーンから、発射装置に信号が送られTNTが発射されます。
正確に言うと、タイマー上のレッドストーンから、回路を枝分かれさせています。
TNTを落とすと同時に、3回カウントする回路に信号を送ります。
3回カウントする回路について説明します。
リピーターのロックを利用した回路です。
リピーターは、横から信号を与えると、ロックできます。
右側の石、レッドストーントーチ、リピーター(1回クリック)、ボタンの部分は、信号を一瞬オフにする回路です。
リピーターの横から信号を与えてロックした状態で、一瞬信号をオフにするとロックが外れます。
ロックが一瞬外れたことにより、ロックされたリピーターの信号が1つ進むというわけです。
一瞬信号をオフにする回路に3回信号が流れると、最後のロックされたリピーターまで信号が進みます。
この信号を、タイマーをロックするピストンにつなぎます。
上画像のボタンとレバーは、メンテナンス用なのであると便利です。
カウント用の回路は、始めに信号を流す必要があります。
レバーをオンにした状態でボタンを1回押すと、ロックされたリピーターに信号が入ります。
この状態で、レバーをオフにしてボタンを押すと信号が進みます。
最後に、松明がある位置にレッドストーンダストを置けば、3回信号を送ると1回信号を出す回路の完成です。
ロックするリピーターの数によって、カウントする回数を変えられます。
3回カウントする回路の応用で、6回ピストンが動いたら信号を送る回路も作れます。
TNTで爆破すると、5~7ブロックくらい幹が残りました。
そこで、6回ピストンが動いたらTNTを発射するようにしています。
ここまで紹介した回路をつなぐと、TNTを3回連続投下できるようになります。
つなぎ方は、もう少し分かりやすくできると思います。
爆破対策など
最後に、TNTで爆破されそうな部分を黒曜石で囲いました。
水流の外壁や、回路の周りなどを囲っておきました。
また、細かいところですがTNTの補充用にトラップドアを使っています。
トラップドアを開けると、発射装置にTNTを入れやすくなります。
水流の上に降りることもできます。
不具合紹介と効率
うまく動かない部分もあるので、紹介しておきます。
まず、キノコを植えていると巨木が生えて、窒息死しそうになることがあります。
オノとクワを持ってキノコを植える必要があります。
また、平面のピストンで幹を押し出せなくなると、幹を押し出すピストンが壊れることがあります。
キノコを植える位置にネザーレンガが残ってしまっています。
こうなってしまうと、レンガをツルハシで回収して装置を直す必要があります。
他にも、TNTの爆破中はキノコを植えるのを一時停止しないと、うまく爆破できません。
改良すべき点がまだまだあるようですね。
1スタックの骨粉を使用した結果がこちらです。
できた幹の4分の1しか集められないので、こんなものですね。
バラツキも結構あるようです。
10分動かした場合でこの効率です。
キノコは3スタックくらい使いました。
爆破で4分の1になるので、なかなか集まりませんね。
ただ、骨粉とキノコ、火薬が大量にあるのであれば、便利な装置だと思います。
まとめ
今回は、爆破式の木材回収装置を作ってみました。
TNTは危険なので、試行錯誤も大変でした。
改良するべき点もいくつか見つかったので、また試行錯誤しつつ直していこうと思います。
コメント